実効的な内部統制システム
構築・監督のための実務対応

〜企業不祥事・リスクテイクと取締役の義務、
平時と有事のリスクマネジメント〜

日時: 平成30年12月13日(木)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,800円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 倉橋雄作(くらはしゆうさく)氏
中村・角田・松本法律事務所
パートナー弁護士

 企業不祥事に対する社会の見方がますます厳しくなり、企業をとりまく経営環境や経営課題の変化も激しくなっています。そうしたなかで適切なリスクテイクを推進するためには、内部統制システムの整備・運用が必要不可欠です。経営陣が内部統制システムの整備・運用を進め、取締役会がその監督を行うことは、取締役・監査役の法的責任をめぐっても重要です。
 本セミナーでは、平時と有事のリスクマネジメントという観点から、実効的な内部統制システムの構築・監督のための実務対応について解説します。

1.企業不祥事と取締役の義務
(1) 有事の際の善管注意義務
(2) 監視・監督義務
(3) 内部統制システムの構築・監督義務
(4) 最高裁判例が求める「平時と有事のリスクマネジメント」

2.リスクテイクと取締役の義務
(1) 経営判断原則
(2) 権限委譲の推進と全社的意思決定プロセスの整備

3.平時と有事のリスクマネジメント
(1) ガバナンス、リスクマネジメント、内部統制の概念整理
(2) 3つのディフェンス・ラインの整備
(3) 組織体制の整備
(4) 実効的な内部統制システムの構築・監督
 ・リスクの把握・評価と対処
 ・内部統制システムの「大綱」の見直し
 ・情報の把握・共有
 ・意思決定プロセスの質向上
(5) その他

〜質疑応答〜

【講師紹介】
2004年東京大学法学部卒業、2006年東京大学法科大学院修了、2007年に弁護士登録、2013年にオックスフォード大学修士修了(Law and Finance)。現在、中村・角田・松本法律事務所パートナー。
 主な著作として、『取締役会付議事項の実務』(共著、商事法務、2014年)、『コーポレートガバナンス・コードの読み方・考え方』(共著、商事法務、2015年)、『コーポレートガバナンス・コード対応招集通知等作成の実務』(商事法務、2015年)、『取締役会実効性評価の実務』(商事法務、2016年)など多数。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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