英文契約書入門講座
(全2回)

第2回 英文契約書の読み方と締結時の実務

日時: 2019年5月23日(木)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
本セミナーは全2回シリーズです。
第2回にもご参加の場合は、
二回目は割引料金29,000円が適用されますので(お二人目も同じ)、
お申込フォーム備考欄にご記入ください。
2回分一括お申込みの場合は、56,000円の特別料金となります。

(消費税、参考資料を含む)

講師 野口幸雄(のぐちゆきお)氏
赤坂ビジネスコンサルティング代表
英文契約書翻訳家、企業国際取引コンサルタント

 本セミナーでは、30年に亘り国際企業法務実務に携わってきた講師が、英文契約書の基礎知識と全体構造について、“実務担当者が知っておくべき最低限の常識”を、入門者にも容易に理解できるよう2回に分けて説明いたします。全2回を受講すると十分な理解が進みますが、単独回受講しても独立した実務に役立つ講義となっています。また、配布する資料は実務上重要な情報を多数含む詳細なもので、後日、使用する際にも役立つ資料となっています。
 第2回は、英文契約を理解するための近道とされる英米法の重要な法原則、英文契約の専門用語の詳しい解説、また、締結時に必ず知っておくべき実務ポイント、更には、オン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)によって英文契約書実務を身に付ける技法・手段についても分かり易く解説致します。なお、完全翻訳付きの「特許ライセンス契約」、「商標ライセンス契約」、及び「株式売買契約」の3件の雛形英文契約書を提供し、講義の中で部分的に解説致します。

T.英文契約書の読み方

1.英文契約の基本的骨組み
(1)英文契約の特質(日本の契約との相違点)
(2)英文契約法における契約成立の要件
(3)AgreementとContractの違い
2.英米法の契約理論のかいつまんだ要点
(1)英米法上の契約理論というもの
(2)英米契約法上の重要な法原則(Parol Evidence Rule, Estoppel, 等)
3.法律英語の特徴(助動詞、専門用語、長い複雑な条文構造)
(1)法律英語の文法(特に助動詞shallの使い方)
(2)専門用語(ラテン語、法律用語と一般用語の大きな違い)
(3)長い複雑な構文(修飾語、句、節の掛かり方のルール)
4.英文契約の基礎用語例と活用事例
(1)使用頻度の高い契約専門用語・慣用句
(2)間違いやすい法律用語
5.オン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)の実施法

U.英文契約締結時の実務ポイント

1.最終的な契約交渉
(1)第一次原案をどちら側が作成するか
(2)交渉決裂の場合も考えながら交渉する
(3)契約の検証と準拠法・使用言語・紛争解決手段等の規定の挿入
(4)締結(調印手続)・イニシャリング・バインディング 
2.契約締結時の手続・実務
(1)契約書の引渡し
(2)隔地者間の契約書の調印と効力発生時点の問題

<セミナースケジュール>
5/16(木)第1回
13:30-16:30…英文契約実務の基礎知識

【講師略歴】
東京大学法学部卒業と同時に、味の素(株)入社。米国、ドイツ、フランスの同社海外事業部駐在員延べ9年間海外勤務の後、本社法務部門の担当者・責任者(役員待遇)として約20年間、合弁事業、M&A、輸出入等の各方面の国際契約の作成・交渉業務に携わる。退職後、6年間米国通信制大学院大学バベル・ユニバーシティ専任講師として、英文契約書の読み方・書き方の講義を担当、また、日本貿易振興機構(ジェトロ)、大阪商工会議所等で、英文契約書のセミナー講師としてレギュラー出演した。
主な著書に、「ひと目でわかる英文契約書」(2011年9月かんき出版刊、2015年2月重版)等がある。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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