ご好評につき更新して再演
 
EPC契約・建設請負契約の理論と実務

〜国内プロジェクトファイナンス案件を念頭に、
基礎から契約交渉・管理、民法改正による影響まで実践的に解説〜

日時: 2019年5月24日(金)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 村上祐亮(むらかみゆうすけ)氏
森・濱田松本法律事務所
パートナー弁護士(日本・ニューヨーク州)

 近年、国内でも、再生可能エネルギーの発電所建設プロジェクトをはじめ、エネルギー・インフラ分野において、建設請負業者が設計・調達・建設を一括して請け負うEPC契約を用いるプロジェクトファイナンス案件が増えています。
 しかしながら、これまで国内案件では、契約実務の背景にある基礎理論、海外の実務、日本法の特徴、ファイナンス上の要請などに関する理解不足から、契約交渉・管理が適切に行われず、トラブルや紛争になる事例も生じている一方、今後日本でも増えるであろう洋上風力発電など大規模かつ複雑なプロジェクトでは、建設リスクの管理がますます重要な課題となることが予想されます。
 そこで、本セミナーでは、民間(旧四会)連合やENAAの契約約款に加えてFIDICなどの海外の約款・実務も踏まえて、EPC契約の基礎から交渉・管理上のポイントや最新の民法改正による影響まで、分かりやすく実践的に解説いたします。
 請負者・発注者・金融機関の別を問わず、EPC契約に関する理解を深めたい方にお勧めのセミナーです。

1.EPC契約総論
(1)EPC契約の本質・特徴
(2)主要な契約約款の概要(旧四会連合、ENAA、FIDICなど)
(3)各種のリスクと分担方法

2.契約交渉・管理上の諸論点
(1)コスト(お金)と工程(時間)の管理・調整
(2)瑕疵担保、性能保証、設計責任
(3)契約解除、損害賠償、保険
(4)ファイナンス上の要請

3.紛争解決
(1)クレーム手続
(2)調停・仲裁・訴訟
(3)紛争処理委員会(Dispute Board)

4.民法改正による影響・留意点

5.質疑応答・名刺交換

本セミナーにつきましては、
法律事務所ご所属の方はお申込みご遠慮願います。

【講師紹介】
各種の再エネ案件を始めとして、エネルギー・インフラの両分野で、事業開発、契約交渉・管理、プロジェクトファイナンスからセカンダリー投資まで、事業者・コントラクター・金融機関の各立場から、幅広くアドバイスを提供している。Allen & Overy ロンドン(プロジェクトファイナンス部門)では、欧州・中東の発電プロジェクトに従事した経験を有し、クロスボーダー案件にも強みがある。Legal 500 Asia Pacific 2018にて、Next Generation Lawyer(Projects & Energy)に選出。2004年東京大学法学部卒業、2006年東京大学法科大学院修了、2007年弁護士登録、2012年ハーバード大学ロースクール卒業、2012〜2013年Allen & Overy(ロンドン)に出向、2013年ニューヨーク州弁護士登録、2015〜2016年東京大学法学部講師(民法)。
主な著書・論文:
『発電プロジェクトの契約実務』(別冊NBL154号、2015年、共著)、「プロジェクト・ファイナンスにおけるステップ・インの再検討−英米におけるDirect Agreementの実務を踏まえて−」(NBL1052号)、「発電プロジェクトにおける担保法上の論点−民事法と実務の交錯−」(SFJ Journal Vol.12)、『詳解 シンジケートローンの法務』(金融財政事情研究会、2015年、共著)等、多数。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
新しい契約書作成セミナーページへはこちら

Copyright © KINYUZAIMU KENKYUKAI Co.,Ltd. All Rights Reserved.