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FIDIC Silverbook条文解説

〜EPC契約主要約款の解説〜

日時: 2019年7月2日(火)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 宇野伸太郎(うのしんたろう)氏
西村あさひ法律事務所シンガポールオフィス
共同代表・パートナー弁護士
英国・シンガポール仲裁人協会フェロー

 海外の建設・インフラプロジェクトにおいて、請負者が設計、調達及び建設の責任を負うEPC(engineering, procurement and construction)/ターンキー契約が採用されることは多いところです。このEPC/ターンキー契約では、施工のみの責任を負う施工契約(FIDICではRed Book)及び設計及び施工の責任を負う設計・施工契約(FIDICではYellow Book)と比べて、請負者が重い責任とリスクを負うため、より一層契約の正確な理解を得ることが重要です。   
 また、建設インフラプロジェクトの主要約款であるFIDICの主要契約は、2017年末に18年ぶりの改訂版が出ましたが、2017年版は99年版をベースに大幅な改訂が加わりました。2017年版を理解するにも99年版の正確な理解が必須となります。
 本セミナーでは、EPC契約において主要な契約約款であるFIDIC Silverbook(Conditions of Contract for EPC Turnkey Projects (First Edition, 1999))について、全体の構造、全条文のポイント、そして、2017年版の重要変更点についても言及します。

1.EPC/Turnkey契約の特徴

2.FIDIC Silver Bookの構造
(Red Book、Yellowbookとの対比)

3.FIDIC Silver Book全条文の骨子とポイント解説

4.質疑応答

(注)FIDIC Silverbook 1999年版は各自ご持参ください。

本セミナーにつきましては、
法律事務所ご所属の方はお申込みご遠慮願います。

【講師紹介】
アジアにおける国際建設・インフラプロジェクトの契約への助言、及び紛争対応(仲裁・訴訟)に集中的に関わっており、特に、ODAの建設・インフラプロジェクトの経験が豊富である。
2002年東京大学法学部卒業、2003年弁護士登録、2010年カリフォルニア大学バークレー校ロースクール修了(LL.M.)、2011年ニューヨーク州弁護士登録、2010年-2011年Shearman & Sterling法律事務所(サンフランシスコ)、2011年-2013年清水建設国際支店出向(シンガポール駐在)、2014年英国仲裁人協会フェロー、同年シンガポール仲裁人協会フェロー。2015年インドネシア仲裁委員会(BANI)仲裁人、同年KLRCA仲裁人。2016年西村あさひ法律事務所シンガポールオフィス共同代表。2018年ICC仲裁人。
【主な講演】
「FIDIC Redbook全条文逐条解説」(海外建設協会。2015年7月東京、2016年1月ジャカルタ、ホーチミン、ハノイ、同年7月東京、同年12月プノンペン、ホーチミン、ハノイ、2017年7月東京、同年11月プノンペン、同年12月ジャカルタ、2018年7月東京でそれぞれで実施)、「FIDIC改正と国際インフラ建設プロジェクト」(2018年1月)。
【主な論文】
「国際建設仲裁概観」(共著、三木浩一ら編)、『国際仲裁と企業戦略』(有斐閣、2014年12月)、「国際建設・インフラ契約約款FIDICとは何か」(Website「法と経済のジャーナル Asahi Judiciary」)。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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