FIDIC入門

〜国際建設契約約款の基礎〜


日時: 平成30年4月3日(火)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 宇野伸太郎(うのしんたろう)氏
西村あさひ法律事務所シンガポールオフィス
共同代表・パートナー弁護士
英国・シンガポール仲裁人協会フェロー

 海外の建設・インフラプロジェクトの主要約款であるFIDICは、ODA円借款プロジェクトなど日系企業が関係する海外のプロジェクトで広範囲に使用されており、近時は日本国内のプロジェクトでも使用例が増えています。
 ところがFIDICは英文で60頁以上であり、日本国内の建設約款と大きく異なるため、入門者の方々にとって契約書を読み理解することのハードルは大変高くなっています。またFIDICは2017年12月に18年ぶりの新バージョンが出ましたが、新しい2017年版は、1999年版をベースに、契約の分量が1.6倍以上になり、理解を得ることがますます難しくなっています。
 本セミナーでは、海外建設協会(OCAJI)でFIDIC条文解説を担当する講師が、FIDIC契約の入門者・初級者を対象として、民間連合約款との違いを説明しながら、FIDIC契約を基本からわかりやすく解説し(Redbookをメインとし、Yellowbook, Silverbookとの相違点も説明)、また、2017年版の重要変更点についても言及します。



1.FIDIC の基本

2.民間連合約款との違い

3.FIDIC Redbookの各条文の要旨解説

4.RedbookとYellowbook, Silverbookの相違点

5.質疑応答



(注)FIDIC Redbook 1999年版は各自ご持参ください。



本セミナーにつきましては、
法律事務所ご所属の方はお申込みご遠慮願います。



【講師紹介】
アジアにおける国際建設・インフラプロジェクトの契約への助言、及び紛争対応(仲裁・訴訟)に集中的に関わっており、特に、ODAの建設・インフラプロジェクトの経験が豊富である。
2002年東京大学法学部卒業、2003年弁護士登録、2010年カリフォルニア大学バークレー校ロースクール修了(LL.M.)、2011年ニューヨーク州弁護士登録、2010年-2011年Shearman & Sterling法律事務所(サンフランシスコ)、2011年-2013年清水建設国際支店出向(シンガポール駐在)、2013年クアラルンプール仲裁センター(KLRCA)建設紛争裁定制度(CIPAA)認定裁定人、2014年英国仲裁人協会フェロー、同年シンガポール仲裁人協会フェロー。2015年インドネシア仲裁委員会(BANI)仲裁人、同年KLRCA仲裁人。2016年西村あさひ法律事務所シンガポールオフィス共同代表。

【主な講演】
「FIDIC Redbook全条文逐条解説」(海外建設協会。2015年7月東京、2016年1月ジャカルタ、ホーチミン、ハノイ、同年7月東京、同年12月プノンペン、ホーチミン、ハノイ、2017年7月東京、同年11月プノンペン、同年12月ジャカルタでそれぞれで実施)、「FIDIC改正と国際インフラ建設プロジェクト」(2018年1月)。

【主な論文】
「国際建設仲裁概観」(共著、三木浩一ら編)、『国際仲裁と企業戦略』(有斐閣、2014年12月)、「国際建設・インフラ契約約款FIDICとは何か」(Website「法と経済のジャーナル Asahi Judiciary」)。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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