事業会社のCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)組成と
ベンチャー投資における重要ポイント


日時: 平成30年7月30日(月)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 龍野滋幹(たつのしげき)氏
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
パートナー弁護士

講師 館 大輔(たてだいすけ)氏
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
スペシャル・カウンセル 弁護士

 近年飛躍的に増加しているAI・ライフサイエンス・ロボット等の分野におけるベンチャー投資の中心的役割を事業会社が担いつつあります。その手段としてCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)が利用されることが多いですが、投資ファンドとしてのCVCは、その組成から運営に至るまで多くの金融規制に服することに加え、CVC特有の利益相反性等に関する法的論点への十分な配慮も不可欠となります。また、ベンチャーとの協業も踏まえたファンド契約・投資契約の枠組みや特有の条項を知っておくことも重要です。
 本セミナーでは、ファンド組成やファンド投資に多くの経験を有し、また金融庁においてファンド規制の立案に従事した講師が、その豊富な経験に基づき、CVCを念頭に置いた各種法的論点、及びファンド契約のあり方に関する実践的解説を行います。



1.投資ファンドの類型とCVCの組成手法


2.CVCに関する金融規制法上の留意点

(1)金融商品取引法上の規制
(a)業規制(含む適格機関投資家等特例業務)
(b)行為規制
(c)開示規制

(2)その他金融規制(金融商品販売法、銀行法等)

(3)CVC特有の法的論点(利益相反対応を含む)


3.CVCによるベンチャー投資を見据えた投資事業有限責任組合契約やサイドレターのポイント


4.CVCによるベンチャー投資の実務



本セミナーは、法律事務所ご所属
(企業等に出向・派遣中を含む)の方はお申込みご遠慮願います。



【龍野滋幹氏】
2000年東京大学法学部卒業。2002年弁護士登録(第二東京弁護士会)、アンダーソン・毛利法律事務所(現 アンダーソン・毛利・友常法律事務所)入所。2007年米国ニューヨーク大学ロースクール卒業(LL.M.)。2008年ニューヨーク州弁護士登録、2007年から2008年にかけてフランス・パリのHerbert Smith法律事務所にて執務。2014年11月から東京大学大学院薬学系研究科・薬学部「ヒトを対象とする研究倫理審査委員会」審査委員。2017年度東京医科歯科大学外部事業評価委員。コーポレートガバナンスに関するアドバイスやM&A、ジョイント・ベンチャー、ファンド組成・投資その他の企業法務全般を取扱っている
主なセミナーに、「AI事業の提携と買収の法務実務」、「事業会社のCVC組成と投資に係わる法務面のポイント整理−各種法規制から、有力投資先選定のノウハウやパラレル投資手法まで−」、「カーブアウト型M&Aの法的実務」、「ベンチャー・スタートアップへの投資及び提携の実務」、「ライフサイエンス業界に特有の法的留意点」、「ポストM&Aにおいて買収会社の運営を成功させるために〜M&A契約における対応からグループ会社管理のポイントまで〜」、「企業コンプライアンス(不祥事問題)への適切な対処方法」、「ジョイント・ベンチャー契約の理解と応用〜アジア諸国等新興国への進出に際してのジョイント・ベンチャーの利用を見据えて〜」、「新ファンド規制を踏まえた投資事業有限責任組合の組成の実務と法務」、「海外M&Aの陥し穴〜成功に導くための失敗分析と実践的事前対応〜」など多数。

【館大輔氏】
2001年早稲田大学法学部卒業。2003年弁護士登録、アンダーソン・毛利・友常法律事務所入所。2006年金融庁総務企画局市場課出向(主にファンド規制の政・府令の立法作業)。金融規制法等に関する助言及びファンドの組成業務、並びにストラクチャードファイナンス、買収ファイナンス及びプロジェクトファイナンスに多数従事。主なセミナーに、「ファンド契約の実践的ポイント〜投資ファンドからCVCまで、使える投資事業有限責任組合のポイント解説〜」、「投資事業有限責任組合の組成・運用等に係わる実務と法務」等多数。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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