英文契約の『ここだけは外せない』基礎とチェックポイント
-若手・初心者向け 実務レビュー力アップ講座-
■ 概要
英文契約に取り組む法務担当者の悩み ・「英文契約のレビューを頼まれたが、どこから読めばいいか分からない」 ・「とりあえず赤入れはしているものの、自分のコメントに自信が持てない」 ・「表明保証やIndemnityといった重要そうな条項ほど、つい『前例どおり』にしてしまう」
法務部で海外案件や英文契約に触れる若手・初心者の方から、こうした声をよく耳にします。 本セミナーでは、「全部を完璧に理解する」ことを目的とせず、「ここだけ押さえれば最低限のリスクは見落とさない」という実務のツボを絞って整理することを目指します。
英米法の知識がなく、英語が得意でないという方でも、「この条項は要注意かどうかを見分ける」「ビジネス側に噛み砕いて説明できる」レベルに近づくことをゴールに、スライド+具体例ベースで解説します。
■ この研修で身につくこと(イメージ)
• 英文契約を受け取ったときに、まずどこから読めばよいかが分かるようになる
• 表明保証・補償(Indemnity)・責任限定といったトラブルにつながりやすい条項に自然と注目できるようになる
• 自社にとって不利になりそうな契約案を見つけたとき、「なぜリスクなのか」「どう直したいのか」を
日本語で端的に説明できるようになる
• 将来、海外とのM&Aやライセンス案件に携わる際の基礎体力が身につく
■ 研修・講演会の受講対象者
・ 法務部で英文契約レビューやドラフトを担当している、または今後担当する予定の若手・中堅の実務担当者、
新任担当者・異動してきたばかりの方
・ 海外取引・M&A・アライアンス案件に関わる事業部門で、「英文契約のリスクをもう少し理解しておきたい」と
感じている方
※オンラインで実施いたします。
■ 研修・講演会コンテンツ
1. 英文契約を読む前に知っておきたい前提 - 日本語契約との違い(なぜこんなに条文が長いのか/なぜ細かく書くのか)
- 最低限知っておくべき英米法の法理(約因、口頭証拠排除原則など)
- 「完璧に訳そう」としないための割り切り方と、実務レビューのスタンス2. 英文契約の地図をつかむ - 典型的な構成
- 契約書を早く理解するために最初にチェックすべき欄
- タームシートや意向表明書(LOI)との関係3. 若手・初心者がまず押さえるべき要注意条項 - 表明保証(リスク分担の考え方、緩和表現)
- 補償条項(対象の損害内容、第三者クレーム)
- 責任限定条項・損害賠償の範囲
- 準拠法・紛争解決(訴訟か仲裁かの選択のポイント)4. 紛争事例から学ぶ
「こう書いておけば防げたかもしれない」ポイント- M&Aの表明保証条項をめぐる海外事例を題材に
―決め手になりやすいキーワードを知る5. 明日からのレビュー業務にどう生かすか ―自分用チェックリストの作り方
―役員・管理職への日本語での説明の方法
■ 研修講師紹介
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田中 敦(たなかあつし)氏
田中敦法律事務所 代表弁護士(大阪弁護士会、NY州弁護士)
https://atlawyer.jp/
2019年米国カリフォルニア大学バークレー校ロースクールにて法学修士(LL.M., with Law & Technology certificate)を取得し、2019年から2020年まで 米国大手法律事務所(ニューヨーク事務所)に勤務する。主たる取扱分野は、国際取引、知的財産法、国内外の訴訟・仲裁等。英文契約、国際紛争解決等に関する執筆・講演の実績多数。
【主な論文】
•「経営陣の責任問題に波及する場合とその対応」(ビジネス法務2025/7、 2025)
•「リバースプロキシ設定による著作物の掲載が送信可能化に当たると認めた事例-「漫画村」刑事事件判決-」(コピライト729号、2022)
•「公益通報者保護の観点からみた営業秘密管理の注意点~日米の制度比較を通して~ 」(営業秘密官民フォーラムメールマガジン60号 経済産業省、2021)
•「米国における舞踊の著作物の保護の概要と日米比較に基づく創作性の若干の考察」(コピライト713号、2020)
•「連邦営業秘密防衛法(DTSA)の概要と米国におけるDTSA施行後の営業秘密訴訟の状況」(国際ビジネス法エグゼクティヴ・サマリー 国際商事法研究所、2020)
•「クロスボーダーのM&Aプロセスにおける個人情報の保護と利活用」(商事法務2136号、2017)